大阪市内で梅田より徒歩15分、最寄の地下鉄より徒歩10分を切る立地で、限られた予算の中で、暮らしの器となる家屋・土地の利便性とのバランスの取り方として、「郊外」「新築」「一戸建て」とは違う、「都心」「中古」「長屋」「改装」という選択です。
昭和39年、東京オリンピックが開催された50年前に、増築の記録が残っている古い建屋を、現況建基法を満たす構造補強、省エネ等級4の断熱材を性能面で確保しつつ、仕上げ・空間・予算のバランスを肯定的な「これで良いよね」を基準に選択していきました。
日々の生活の道具、住まい手の趣味、これからの暮らしの変化も、おおらかに受け入れる住まいを目指しました。
小さな長屋ながら、夫婦2人の暮らしを大きく包んでくれる住まいとなっています。
残す部分と造る部分--------改修ならではの掘り出し物
繋がりと区切り------------利用形態、空調、光、音、視覚
市街地住居での玄関土間----迎える場所と作業ができるスペース
日常の手入れ-------------掃除・メンテナンス、使いこなす楽しみ
家具・道具----------------揃えない揃え方、好きな物を手元に
敷地面積 41.13m2 ( 12.44 坪 )
建築面積 33.42m2 ( 10.11 坪 )
延床面積 64.02m2 ( 19.37 坪 )
1階床面積 33.42m2 ( 10.11 坪 )
2階床面積 30.60m2 ( 9.26 坪 )
上部物置面積 2.83m2 ( 0.86 坪 )
風呂ンティア
大量生産されたユニットバスが、權田直博さんの手によって、世界でひとつだけの富士山付きのお風呂になりました。
オプションで松の木をプラスして貰っています。
權田直博 naohiro gonda
1981年大阪生まれ。画家。さまざまな手法を使って作品を作り、すべてを絵ととらえています。
風呂からパブリックスペースまで幅広く活動中。
キレイ:http://naohirogonda.tumblr.com