松村一輝建築設計事務所
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T-house_住宅

  2009.02~2009.08_計画
  2009.09~2010.03_施工


photographer :
Yoshiro Masuda


ご夫婦2人にお子さん4人お母さま1人と2世帯7人で住まう家。
眺望の良さを第一に土地の段階から相談を受けてのスタートとな
りました。途中から斜面となった候補地は平地より基礎に金額が
かかるという部分を差し引いても十分な魅力を持った場所だと判
断し、その眺望を活かすプランとして3つの「集まる場所」を中
心に計画しました。

「集まる場所」
その1、メインの1Fリビング・ダイニングにはチェリーの突き板
仕上げの壁面に大きめのサッシを2枚連続させて断熱・気密性能を
保ちながら大きな開口を確保。
気候の良い時期にはサッシをすべて引き込み全開放できます。

その2、テラスは2Fのオーバーハングを屋根として屋外と室内と
の中間層をつくっています。
夏はお子さん用にビニールプールも拡げられるゆったりサイズで、
階段からそのまま木々広がる斜面地へもつながっています。

その3、2Fのキッズリビングは4人のお子さんが主役の空間です。
自分達の物を沢山しまえる大きな本棚。その本棚を挟むことで吹き
抜けでの1Fとのつながりがお互いを感じながら適度なプライバシー
も保てる距離感となっています。
高さも加わったサッシからの眺望は最高の場所です。

この3つの場所をそれぞれ場面により同時に一体的に使ったり個々
に使い分けたりと柔軟性を持った選択により、生活のうえで皆が自
然と集まる気持ちの良い場所であってくれれば…と思います。

また今回の空調計画では施主様からの提案で床下エアコンを実施し
ています。
床下エアコンとは、気密・断熱をキチンとしたうえで、一般的なヒ
ートポンプ式のエアコンを使い床下・天井裏・壁内の温度調節して
ふく射熱によって「緩やかな」全館空調をしようという方式です。
T-houseではウレタン気密・断熱性能は現場発泡硬質ウレタンで次
世代省エネ基準を確保して、リビングのローボードの中にエアコン
を設置。1Fの床下をパイプファンにて循環させトイレ側のPS内の
カウンターアローファンにて屋根裏へとつないでいます。
完全に確立した方式ではないので不安な面もあり施主様との打ち合
わせのうえ(補助としてキッズリビングにもエアコンを用意して)
実験的要素を持っての導入です。
床下エアコンでのふく射熱による「緩やかな」全館空調と同時に、
壁面の漆くい・オイルフィニッシュの木フローリングと呼吸してく
れる素材を仕上げに使うことで調湿による体感温度の心地良さを目
指しています。

2016/04_022.JPG〜030.JPG
メンテナンス工事に合わせて、玄関部分の改装工事をさせて頂きました。
計画時2世帯だった為、設置していた2か所の1Fトイレを一つ撤去して
現在、ご主人様を中心に家族で楽しんでいる自転車も設置できるように
玄関空間を拡げています。
大部分は工務店にてお願いしていますが、正面壁面の黒板塗装は、施主
参加でのDIYにより仕上げています。




敷地面積         396.69m2(119.99 坪 )
建築面積         110.84m2 ( 33.53 坪 )
延床面積         191.07m2( 57.80 坪 )
1階床面積        91.69m2 ( 27.74 坪 )
2階床面積        99.38m2 ( 30.06 坪 )

構造設計・施工:ビーファースト株式会社
homify 掲載


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